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FC東京・村林社長「城福はFC東京の切り札です」

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「ゲームとリアルサッカーを繋げる」をテーマにお送りする「リアルサカつくの世界」。
第5回は現役J1クラブの社長にご登場頂いた。

【リアルサカつくの世界】FC東京・村林社長に聞く

今回お話を伺ったのはFC東京の社長・村林裕氏。村林社長は、FC東京の創設当初からクラブの中核を担ってきた人物で、クラブ役員を歴任し、昨年、FC東京の社長に就任した。同じく昨年、チームの監督には前U-17日本代表監督の城福浩氏が就任し、リーグ戦は最後までACL出場権を争っての6位。今季の飛躍が期待されるFC東京の社長・村林裕氏にサポティスタ岡田が話を聞いた。

【こういう厳しい時期をどうやって生き抜いていくか】
岡田●昨年FC東京の社長に就任して今年が就任2年目となるわけですが、2年目の手ごたえはいかがしょう?

村林○ひとつは、社会情勢も含めてですが、チームの経営は相当に厳しい状況です。こういう厳しい時期をどうやって生き抜いていくのか。社長という立場は、自分で交渉もし判断もし、内部的にも厳しいことを言わなくてはなりません。この立場でなければ、ここまでいろいろなことを厳しく受け止めなくても良かったのかなと思う部分もあります。

もうひとつ、社長の役割というのは、良いチームを作るために監督や育成のスタッフが少しでもやりやすい雰囲気を作ること、彼らをサポートする役割があると思います。1年目は遠慮があって、どう接して良いかわからない部分もありました。ただし、今年は彼らとの接点をもう少し作りたいし、作れると思っています。

【スタンドの中にいたいという気持ちがある】
岡田●村林さんは長く東京の常務・専務を務められていて当時から多くの人が東京のキーマンだと認識していました。昨年から現実に社長という立場になったわけですが何か変わったことはありますか?

村林○僕の場合は以前からファンの皆様との関わりやビジネス関係については社長から仕事を任せてもらえておりましたが、チームとの関係とか行政との関係などは社長が直接されていました。社長と私の間は役割分担ができておりました。ですが自分が社長となり、今まで社長がされていた仕事もやるようになったので、そこは変わりましたね。具体的には練習を見ている時間は増えましたし、アウェイの試合も全部行くようになりました。来賓席に座って試合を見るようにもなりました。

これまでは、ホームゲームでも試合の半分は見れていませんでした。というのも、入場のゲートを見に行ったり、運営のテントを見たり、1試合の間にスタジアムを2周は歩いていましたから。現場を見て歩いていれば気が付くこともたくさんあるし、自分の目で見て判断したいということがありました。社長になって、さすがにそれはできなくなりました。

今はだいぶ試合を見ています。試合を見ていないと、チームへの申し送りやジャッジへの質問などができませんから。今までは中途半端には接しないつもりだったので、選手たちとはほとんど話していなかったんですけれど、チームとの距離もものすごく近くなりました。

ただし、試合を見るにしても来賓席で見るかどうかは別ですね。ちょっと抜け出して、バックスタンドで見ていることも結構ありますよ(笑)。やっぱり、ファンの皆様の雰囲気とか息遣いとかは感じていたいし、スタンドの中にいたいという気持ちがあるんですよね。

【城福はFC東京の切り札です】
岡田●FC東京は昨年、社長に村林さん、監督に城福さんが就任して尻上がりに調子を上げシーズンを6位で終えました。

村林○城福はFC東京にとってはある種の切り札ですからね。チームの状態を考えると彼がやってくれることがベストだと思ったし、私が社長になったからというわけではなくて、巡り合わせとしてそうなったということです。彼はもともとウチの育成を築いた人間で、過去にも議論をたくさんしているし、FC東京にとって彼は切り札です。

岡田●今年は多くのファンが昨年以上の結果を期待していると思いますが。

村林○ブレイクするだけの力はあると思います。ただし、サッカーは相手がいるものですから。某サッカー専門誌の補強ランクを見るとウチはCで、AやBのところもあるわけだし。

十分戦えるチームだと思います。ただし結果というのは、セットプレーであったり、1点を取ったか取らないかのところであったり、どこまで拮抗した勝負を拾っていくかで相当な差がでるじゃないですか。だから、ほとんどのチームは戦えるチームなんですよね。昨年の勝ち点は今季には持ち込めませんが、終盤の良い状態を今季にもつなげられたらと思っています。

(中)へ続く


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村林裕 1976年東京ガスに入社。1998年のFC東京創設とともに同クラブに出向。常務、専務を経て2008年2月に社長に就任する。
FC東京 http://www.fctokyo.co.jp/


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