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FC東京・村林社長「日本は恵まれすぎなんです」

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「ゲームとリアルサッカーを繋げる」をテーマにお送りする「リアルサカつくの世界」。
第5回は現役J1クラブの社長にご登場頂いた。

【リアルサカつくの世界】FC東京・村林社長に聞く

今回は、FC東京・村林裕社長インタビューの後編。インタビュー終盤の話題はサッカーを通した社会貢献について。

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【日本は恵まれすぎなんです】
岡田●Jリーグは地域に根付いた総合型スポーツクラブを目標としていますが、社長はクラブを通した地域貢献/社会貢献などについて、どのように考えていますか? 例えばオシムさんは、社会の中でのサッカーの価値がもっと上がらないと日本にサッカーが本当に根付いたことにはならないと話していますが。

村林○オシムさんの言うことは正論だと思います。ただし、日本は、スポーツを通して社会的な存在意義を示すにはなかなか難しい社会ですよね。

これは僕の分析なのですが、日本は恵まれすぎなんです。よくアメリカのNFLを参考に、と言われますが、アメリカには宗教問題や貧困、暴力の問題、いろいろありますけれど、日本にはそこまで深刻な社会問題はほとんどありませんからね。だから、サッカー選手が社会問題と言っても、社会問題って何? という話になる。そういう意味ではクラブが社会的な存在意義や存在価値を持つのは難しいですよ。僕だってオシムさんのような体験を元にした迫力ある話を選手にはできませんからね。

もちろん今の自分たちにできることもあります。FC東京では知的発達障害者のサッカー教室をずっとやっているのですが、これは役に立たっているなという実感がある。ひとつは、4回のコースの中で子供たちが目に見えて成長していくこと。もうひとつは、私たちに子供を預けている間、お父さんお母さんたちが、すごくほっとした安心した表情をしていること。これは、ただサッカーが上手い人が行ってもダメなんです。それがFC東京の選手だったりコーチだったりということで、あの笑顔になるんですよ。それは実感として役に立てた気がします。だから、そういうことの積み重ねは大いにやったら良いと思っています。

【FC東京があればもっと楽しい】
村林○今の自分たちにできることはその程度ですし、外に向かって偉そうに言える話ではありません。だから、それは自分たちにとって、やっているということの自信になれば良いと思っています。

プロサッカー選手は子供たちの憧れだから、できることはあるんですよ。だから、できることはやったほうがいいと思う。クラブの社会的な存在意義といった難しい話ではなく、もっと簡単に、日々の生活の中で「FC東京があればもっと楽しい」と感じてくれる人がたくさんいるということ。そういう人が増えていくことが、一番の社会貢献ではないでしょうか。
 
 
 
いかがだったでしょうか? 現役J1クラブ社長の言葉の中には、サカつくでクラブのオーナーを務めている皆さんにも参考になる言葉があったのでは。クラブ作りはしっかりとした土台があってのこと。不況の中にあってもチームに好調の波が来てもあせらず騒がずできることを積み重ねていく。

その言葉にまだピンと来ない皆さんは、50年、100年かけて熟成されるクラブチームの歴史を1年で体験できるサッカークラブ経営シミュレーション「サカつくONLINE」で、ぜひ一度クラブ社長の体験を。

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村林裕 1976年東京ガスに入社。1998年のFC東京創設とともに同クラブに出向。常務、専務を経て2008年2月に社長に就任する。
FC東京 http://www.fctokyo.co.jp/


サカつくONLINE

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