スタジアムの光景は夢をも超えた世界だった
2009年3月27日
戦術オタクのイタリア人ジャーナリストがJリーグを見ると、どう見えるのか。ナンバー725号の記事「東方蹴球見聞録」の一部がネット上で公開されている。
美しいサッカーとは「組織戦術の精度が高いサッカー」であり、もっとも美しいスコアは「1-0(ウーノ・ゼロ)」、ウイイレ大会でイタリア4位になり、ミラノに一軒しかないゲームセンターで「WCCF」の腕を磨いている彼の目に、Jリーグはどのように映ったのか。
鹿島対浦和の試合を観に行った彼がなによりも驚いたのは、ピッチ上のことよりも、スタジアムの光景だったという。その情景を彼はこのように語る。
「まるでピクニックへ向かう途中のような家族連れ、だけでなく何と若い女性だけのグループが何組もスタジアムへ笑顔で歩いているのだ。敷地内にはゴミ一つ落ちておらず、見ると細かく分類するためのゴミ箱が整然と置かれ、若者からお年寄りまで全員きちんと喫煙場でタバコをふかす。タバコどころかマリファナの臭いがゴール裏に濃く漂うのがイタリアのスタジアムなのだが、ここでは、その場所に1歳にも満たない赤ちゃんまでがパパと一緒に座っている。これを奇跡と呼ばずして何と言おうか。ティフォージ(熱狂的サポーター)同士の衝突と暴力と無秩序を週末のたびに眼にする僕らからすれば、夢をも超えた世界だった」
イタリア人ジャーナリストの彼の目にはカシマスタジアムの光景が「夢をも超えた世界」に見えたという。日本のサッカーファンやジャーナリストは、自分たちの観戦スタイルに、Jリーグの文化に、もっと自信を持っても良いのかも知れない。
link
東方蹴球見聞録。イタリア人記者(戦術オタク)が見たJ開幕戦(Number)


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