韓国サッカー協会、AFC会長発言めぐりFIFAに抗議文
2009年4月18日
goal.comによると、韓国サッカー協会(KFA)は16日、AFCモハマド・ビン・ハマム会長の発言をめぐってFIFAに抗議文を提出したようです。
事の発端は2月、ビン・ハマム会長がインタビューにおいて行った発言です。カタールのテレビ局の取材に応じたビン・ハマム会長は、「KFA会長のクビを切ってやる」とコメントしたとのこと。これは、5月8日のFIFA執行委員選挙において、日本・韓国・サウジアラビアらが同氏の対立候補としてシェイク・サルマン氏を擁立したことへの意趣返しと考えられます。
同記事によると、ビン・ハマム会長はこのコメントについて
Bin Hammam subsequently claimed that his remark were taken out of context and was a "harmless and widely used Arabic metaphor" that inEnglish equated to ‘heads will roll’.
「発言は文脈から切り離されており、実際はたわいもないよく知られたアラビアの比喩である。英語でいえば“頭が回転する”ということだ」と主張しています。
しかしKFAの怒りは収まらないようで、KFAスポークスマンのユ・ヨンチョルはAFP通信に対し次のように答えています。
"Our association has sent an official to Zurich to file a complaint with FIFA's disciplinary and ethics committees," KFA spokesman You Young-Cheul told AFP.
「我々はチューリッヒにあるFIFA規律委員会に対し、抗議文を提出した」
"Bin Hammam was not sincere in his explanation of his remarks, which are not appropriate as AFC chief and hurt the unity of Asian member countries."
「ビン・ハマム氏の説明には誠意が感じられない。AFCの主幹として不適格であり、アジア各国の結束を損ねるものだ」
もっとも、FIFAのゼップ・ブラッター会長はこの件について「両国はフェアプレーに徹せよ」とコメントしており、FIFA規律委員会に諮られる可能性は低そうです。
ビン・ハマム会長は“ヴィジョン・アジア”の下で拡大路線を推進してきた人物であり、オーストラリアのAFC入りはその功績の一つといえます。一方で、37億人もの人口を抱えるアジアを一つの地域としてみなすのは「文化・気候などの条件があまりに違いすぎる」という意見も根強くあります。
同会長は「FIFA執行委員選挙に敗れればAFC会長を辞任する」としており、そうなればAFCの大がかりな再編は避けられません。今回の一件は、選挙を有利に進めようという韓国側の揺さぶりであることは間違いないでしょう。
(サポティスタ海外情報部)
LINK
ハマムAFC会長を韓国サッカー協会が提訴へ(報知)
紛糾のAFC選挙で声明(報知)


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