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「3連敗したらクビが飛ぶ」過酷なブラジルの監督職

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土屋雅史(J SPORTS「Foot!」

J1が4人、J2が2人と今シーズンだけで6人の監督交替劇が行われたJリーグ。しかし、そんな数字を遥かに上回り、もはや監督を替えることなんて日常茶飯事とも言えるのが、“サッカー王国”ブラジルです。

マリーニョさん曰く、「3連敗したらクビが飛ぶ」過酷なブラジルの監督職。5月に開幕した今シーズンの全国選手権を戦っている全20クラブで、この半年に起こった監督交替は以下の通りです。

※以降の情報は、監督交替、順位ともに第31節現在のもの

【2回交替・3人が指揮】

パルメイラス(1位)、アトレチコ・パラナエンセ(14位)
サント・アンドレ(17位)、ナウチコ(18位)
スポルチ・レシフェ(19位)、フルミネンセ(20位)

【1回交替・2人が指揮】
インテルナシオナル(3位)、サンパウロ(4位)
フラメンゴ(5位)、グレミオ(8位)
ヴィトーリア(10位)、グレミオ・バルエリ(12位)
サントス(13位)、コリチーバ(15位)
ボタフォゴ(16位)

【交替なし・1人が指揮】
アトレチコ・ミネイロ(2位)、クルゼイロ(6位)
ゴイアス(7位)、アヴァイー(9位)
コリンチャンス(11位)、

実に20クラブ中、15クラブで開幕時とは違う監督が指揮を執っているんです。既に2回も監督交替という劇薬を投与してしまったのが6クラブ。ただ、首位のパルメイラスに関しては、2人目が代理監督(現在のアシスタントコーチ)なので、他とはちょっと状況が違うでしょうか。

残る5クラブはアトレチコ・パラナエンセ以外、全て2部降格圏に沈んでいるクラブなので、納得と言えば納得。ただ、アトレチコ・パラナエンセの1人目とナウチコの3人目、ナウチコの1人目とアトレチコ・パラナエンセの2人目は同一人物が務めているなど、よくわからない人選も。

なお、サント・アンドレの2人目はFC東京を率いていたアレッシャンドレ・ガーロでしたが、7月30日に就任し、残念ながら9月4日に解任。また、フルミネンセの1人目は、先日南アフリカ代表監督への復帰が発表されたパレイラでした。

【トップ5の内、4クラブで監督が交代】
では、監督交替をしていないクラブが上位に来ているかというと、それはまた別の話で、トップ5の内、4クラブで監督が替わっています。その中には、サンパウロを全国選手権3連覇に導いたムリシー・ラマーリョの名前も。

リーグでも低迷し、リベルタドーレスでの敗退が致命傷となって解任されましたが、7月下旬にはルシェンブルゴを解任したパルメイラスの監督にさっさと就任し、以降首位をずっとキープしています(ルシェンブルゴも直後にしぶとく4度目のサントス監督に)。

そのサンパウロは後任に、フランスのモナコと契約が切れたばかりのリカルド・ゴメスを指名すると、7連勝を達成するなど、首位と2ポイント差の4位と、十分優勝を狙える位置まで順位を上げてきました。

【元Jリーガーも頑張っています】
1人の監督でここまで戦っているのは5クラブ。2位のアトレチコ・ミネイロを除いては、すべて5位から12位までのコパ・スダメリカーナ出場圏内に位置。クルゼイロでは磐田でも指揮を執っていたアジウソン・バチスタ、そして今シーズンの昇格組ながら9位と健闘するアヴァイーでは、元セレソンの10番であり、京都でプレーしていたシーラスが監督として評価を高めているなど、我々にもお馴染みの元Jリーガーが頑張っています。

なお、日本組括りで言えば、グレミオのパウロ・アウトゥオリは一応今シーズン2人目の監督ですが、前任者は彼が就任するまでの代理監督だったので、実質1人でやっているようなもの。スポルチ・レシフェを今シーズン率いた監督は、ネルシーニョ、エメルソン・レオン、そして現職のシャムスカ。Jリーグコネクションみたいな人選になっていました。

1人が1シーズン中に3つのクラブを渡り歩くなんてことも十分あり得るブラジルの監督事情。解任理由もクラブによっては成績だけという訳ではなくまちまちだったりするので、1度解任されても優秀であればすぐに他の買い手が付くような世界。クビになっても落ち込んでいる時間がもったいないって感じでしょうか。将来的には、日本人指導者がどこかのクラブの監督に就任する日が来たら面白いんですけどねえ。

なお、今週のFoot!は“若くてこれからのブラジル人監督インタビュー特集”。前述した、アヴァイーのシーラス、スポルチ・レシフェのシャムスカと、日本に馴染みの深い監督2人が色々と話してくれています。お楽しみに!

土屋雅史(J SPORTS「Foot!」

WORLD SOCCER NEWS「Foot!」
初回放送は毎週金曜23:00-24:00。


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コメント

Jは監督交代が遅すぎるケースとかあるけど、
ブラジルは、やりすぎ
この継続性の無さがコパリベタドーレスでのブラジル勢の勝ちきれなさの一因なのかもね
ガーロにインタビューしてくれないかな
ブラジル人に腰を据えた強化は難しそうだな
降格回避とか、短期的強化には向いていそうだけど
木村浩吉は解雇した方がいい。
フィンケじゃ生きていけない世界だな
でも,この徹底した競争原理,成果主義がブラジルサッカーの強さの源でもあるんだよな。
ベストメンバー規定のようにやたらと競争を制限したがる日本とは大違い。
スポーツはやっぱり自由競争至上主義でないと伸びない。
最近はブラジル人監督の場合は一旦連敗しだしたら直ぐに変えた方がいいのかもって思い出した
>>2
もっとも継続させたくても、
活躍した選手がヨーロッパに行っちゃうから、
「継続」ってコンセプトは、監督に担わせる必要がないのかもね。
だけどブラジルって代表監督は一度決めたら最後まで任せるよね。
結局は選手同様、監督も職がたくさんあるということ。何回もクビになるというとは、何回も就任しているということだから。弱小から強豪まで、無名から名門まで、アップもあればダウンもある、国内がダメなら国外へ、そんな人材マーケットがしっかりしてるんだろう。
Jの場合、競争原理・成果主義という以前の問題で、人間も資金も動きがどんどん縮小傾向だから、ね。
いつもながらこの人の記事(?)は、見応えあるな。
もうサポティスタこの人だけでやれよw
ブラジルは部活がなくてクラブだから
就職先はいっぱいあるね
>11
ここまで流動性が高まると逆に継続とかいわなくてもレベルは上がるだろうね。日本じゃ同じようにやったら右往左往するだけで戦力が上がらない。人材も足りなければ適応力もないということなのか。
格闘技なんかもそうだけど、ブラジル人はとにかく結果にこだわるよね。
手段を選ばないといってもいいほど。
勝負に対する執着心が異常に強いんだな。
指導者の育成やクラブの継続的強化にはマイナス面もあるんだろうけど、こういう厳しい環境で成功できた人間はホンモノの超一流になれる。
ブラジルサッカー会の人事移動では?
昔のジャンプ編集部みたいなもんだよね。きっと。
ブラジルサッカーは幼年期から自由競争だからなあ
それに追いつくには
日本も幼年期以上の学校スポーツを廃止しないとだめだろうね
基本的にサッカーは選手がやるものという風潮とその選手がどんどん流動していくんじゃ一つの哲学に固執するのは難しい
一方でフェリポンやルシェンブルゴみたいな比較的長期政権を任される突出した人材が実は不足しているのではないかという気もする。Jでもブラジル人監督は多数いるが、そういう観点から見ると果たしてその選択はチームにとってどうなのだろうか…

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