実は1対0のゲームなんて全くやっていないイタリア代表
2009年11月20日
【実は1対0のゲームなんてやっていないアズーリ】
“カテナチオ”というフレーズで、すっかり守備の堅い国という風評が定着しているイタリア。1対0での勝利を最も褒め称える“ウノゼロの美学”なんてことを言われていたりするアズーリですが、実は近年まったく1対0のゲームなんてやってないんです。
昨日(18日)行われた親善試合でこそ、キエッリーニのゴールで1対0とスウェーデンを下しましたが、なんとこのスコアで勝利したのはドイツワールドカップのベスト16・オーストラリア戦以来、およそ3年5ヶ月ぶりの“ウノゼロ”でした。つまりドイツワールドカップからEURO2008まで監督を務めていたロベルト・ドナドーニは、指揮を執った23試合で13勝を挙げながらも、一度も“ウノゼロ”を達成していなかったんですね。
【どの国の“ウノゼロ”率が高いのかを調べてみました】
ということで、参考とする期間をドイツワールドカップ決勝翌日から今日までと勝手に定めて、どの国の“ウノゼロ”率が高いのかを調べてみました。ちなみに“ウノゼロ”率とは、≪全試合数÷1対0での勝利数=1対0での勝利に要する試合数≫で計算しています。
ブラジル 7.4(52試合中7試合)
スペイン 5(50試合中10試合)
オランダ 7.3(44試合中6試合)
イタリア 44(44試合中1試合)
ドイツ 11.3(45試合中4試合)
アルゼンチン 7.2(43試合中6試合)
イングランド 19.5(39試合中2試合)
クロアチア 6.3(38試合中6試合)
フランス 3.8(46試合中12試合)
ポルトガル 8.4(42試合中5試合)
ここまでが10月に発表されたFIFAランクのトップ10を対象にした統計です。イタリア、群を抜いちゃってます。その次に目を引くのはイングランドですが、ここの監督はイタリア人のファビオ・カペッロ。しかも彼が就任した2008年以降、1対0での勝利は1試合もありません。
【実はウノゼロ率が高いアフリカ勢】
それ以外の堅守というイメージのある国を見てみると、今回W杯欧州予選のプレーオフでもアウェイの1対0で本大会進出を決めたギリシャが5.9(41試合中7試合)。南米予選で2番目に失点の少なかったパラグアイが5.5(44試合中8試合)。意外だったのはアフリカ勢で、エジプトが4.7(47試合中10試合)。ナイジェリアが3.7(34試合中9試合)で今回の調査では最高ウノゼロ率。なお、日本は9.3(56試合中6試合)でした。
まあ、対戦相手や試合数の差異などがあるので一概に比較するのは難しいかもしれませんが、少なくともイタリアが今も“ウノゼロの美学”を貫いているという定説は、もはや数字という結果において、世界の常識とも言えなくなってきていることは確かなようです。
なお、今週のFoot!は“亘さんのアミーゴを訪ねて~ナポリ編~”をご紹介。アルゼンチン人が多数在籍するクラブに亘さんが突撃取材。南米予選のブラジル戦でゴールを決めたダトロのインタビューもありますのでお楽しみに!
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