ベストメンバーを休ませた監督が大批判に
2009年12月18日
Telegraph.co.ukのブログで、マイク・ノーリッシュ氏が「ミック・マッカーシーは、フットボールとウルブス・ファンを裏切った」という記事を掲載しています。
事の発端は、15日のプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドと対戦した際、ウルブス(ウォルバーハンプトン)がなんと10人のレギュラークラスを休ませたこと。
試合は、ホームであり格上のマンUが順当に3-0と勝利しました。が、その結果よりも、格上に対して「勝ち点を見込めない」と判断し、次節トッテナム戦に向けて主力を休ませたミック・マッカーシー監督の選手起用に大きな批判が集まっているのです。
ノーリッシュ氏は、おじけづいたかのような選手起用について、次のように書いています。
「(オールド・トラッフォードで)サンダーランドは引き分け(勝つべきだった)、ボルトンは非常に不運ながら勝ち点を逸した。そしてアストンビラは勝利した。しかも、クリーンシート(※完封勝ちのこと)で。先週の土曜日のことだ」
「スポーツに、サプライズは付きもの。ウルブスは今週末、スパーズと対戦する。誰がその結果を予想できるのか。エバートン(ウルブスとわずか勝ち点1差で、多くのけが人を抱える)はチェルシーからポイントを取れるのか? 確かに疑わしい。しかしサプライズは起こる--それがフットボールではないのか?」
なお、この選手起用については、ウルブスのファンからもブーイングが飛んでいるとのこと。もっとも、これほどメンバーを入れ替えても罰則が課されるわけではなさそうです。プレミアリーグには、日本と同様のベストメンバー規定は存在しないものと思われます。
ただ、代わりに存在するのは、こうしたフェアネスを重んじる精神なのでしょう。「フットボールを裏切った」と批判されるのは、規約破りよりもある意味ではるかに重いペナルティではないかと思います。
また、1試合の"休み"を取ったウルブスの選手たちは、「絶対に勝たねばならない」というプレッシャーにもさらされているようです。こうした選手起用はベストメンバー規定のあるJリーグでは現状不可能ですが、仮に可能となっても、なかなか難しい問題をはらむ、と思わされる事件でした。
(サポティスタ海外情報部)
link
Mick McCarthy cheated football and Wolves fans(Telegraph.co.uk)


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