広島のしたたかな選手獲得戦略
2010年1月 8日
移籍金のルールが変わったことで、大きな動きを見せている今季の移籍市場。その中でも、地味ながら効果的な補強に成功しているのが広島です。
柏木を浦和に抜かれたものの、大分からGKの西川、川崎からMFの山岸、G大阪からはACL男のFW山崎を獲得しました。
広島の選手獲得戦略の特徴は、「契約一年残しの期限付き移籍」という新スキームを導入したことです。
先に挙げた3選手のうち、西川は契約を一年残して完全移籍ですが、山岸と山崎はこの「契約を一年残して期限付き移籍」で広島に移籍してきています。
移籍金制度の撤廃により「今年で契約満了の選手を狙う」というのは常套手段となったわけですが、では完全移籍前提を前提として、契約を一年残した選手を期限付き移籍で獲得するというやり方のメリットはどこにあるのか。
移籍元のクラブからすれば、期限付き移籍の移籍金が入り、1年分の年俸は移籍先のクラブが払ってくれるわけで、1年後にタダで出て行かれるよりは実入りがある。移籍先のクラブからすれば、大金をはたいて完全移籍で選手を獲得するリスクを回避でき、1年間の試用期間を経た上で、完全移籍で獲得するかどうかを見極められる。
このように相互にメリットが生まれるのが「完全移籍前提を前提として、契約を一年残した選手を期限付き移籍で獲得」というやり方なのではないかと、サッカー蟻地獄さんは分析しています。
link
移籍ルールの変化に伴う新しい選手獲得戦略(サッカー蟻地獄)


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