個人参加で明らかになる、各フットサル場の問題点
2010年1月25日
個人参加で明らかになる、各フットサル場の問題点とは。
多くのフットサル場では、個々人が集まってフットサルをプレーできる「個人参加」というイベントを定期的に開催している。本来ならばコートの空き時間を埋め、なおかつ新規利用者の開拓につながるであろう個人参加だが、実際は多くのフットサル場がうまく活用できていないように思える。
というのも個人参加ではフットサル場のサービスの質が明らかになってしまうにもかかわらず、そんな利用者の目に気づかず殿様商売的な開催をする施設が後を絶たないからだ。
私の経験上、個人参加では
- 料金設定
- 電話予約時の対応
- 窓口対応
- 仕切り
- 気の使いよう
- 客層・質
- 施設のアメニティ
といったフットサル場の各状況が明らかにできると思っている。そしてそれぞれに大きな問題を抱えるフットサル場が多いとも思っている。以下、簡単に解説してみたい。
■料金設定
たとえば埼玉県における個人参加(2時間)の料金相場は1000~1500円だが、この値段設定は値段以外のことも考えて正しく見極めなければならない。
というのも、同じ1500円の個人参加でも参加人数がまちまちだからだ。2時間で参加人数が15人の場合、たいていは3チーム総当り(1チーム2試合、1回し3試合)を1セットとしておおよそ5回しはあるので、1人あたりの試合数は10回となる。このとき1試合は8分が多いようなので、たとえば10試合で8分としたとき、最終的なプレー時間は120分中80分となる。これが参加料金の対価となるわけだ。
一方で参加人数が20人の場合、4チーム総当り(1チーム3試合、1回し6試合)が3回程度になるので、1人あたりの試合数は9回。若干時間をオーバーして7分でまわしたとしても、プレー時間は63分ほど。6分以下でまわすところも多いため、実際は5~60分といったところだろう。
(訂正)上記計算に間違いがありましたので、訂正しました
これがフットサル場によっては5チームだったり、6チームだったりするから驚かされる。名古屋のある施設では、1コート25人、5チームまわしで2000円とるところもあるらしい。正直言って1コート20名以上参加させて1500円以上とるフットサル場は料金設定が高すぎると思う。
■電話対応
個人参加における利用者のリスクは「その日、人数が集まって開催されるかどうか」につきるわけだが、例えば開催直前で2~3人しか集まっていないにもかかわらず、予約時にそれをしっかり伝えない施設がとても多い。開催されないことが濃厚であればしっかり伝えるべきで、そうでなければ利用者は貴重なプレー機会を損失することになる。もし利用者のプレー機会を考えるなら、少なくとも開催が危ぶまれているリスクは伝えるべきだ。
■窓口対応
通常であればチームの代表しか知らないであろう窓口対応も、個人参加は全ての人が体験することとなる。コンビニ以下の対応をする窓口がいまだに多いのは、フットサル場ぐらいではなかろうか。せめて言葉使いくらいはどうにかならないものか。
■個人参加の仕切り
これも非常に悲しいかな、お遊び程度でしきるスタッフがいまだに存在する。常連を優遇しまくって他の利用者をないがしろにするスタッフ、タイムキーピングがグダグダなスタッフも少なくない。そのようなスタッフにイベントを仕切らせる施設には問題がある。
またプレー機会のことを考えると、個人参加におけるゴレイロは時間均等による持ち回りが最も公平であるが、そこを全く考えず、1人の人がゴレイロを押し付けられていても意に介さないスタッフさえ存在する。個人参加でスタンダードなルールであると思われる、得点時にゴレイロをローテーションさせる決まりだとしても、2~3分動きが無かったらスタッフが声をかけて交代させるべき。得点が入らなかった場合、1試合丸々ゴレイロという参加者が発生するケースも良く見かける。多くの利用者はゴレイロをするためにお金を払っているわけではない。
■お客さんに気を使えているか?
定員15名、1コート開催1500円です!といっておきながら、「店員のミスで20名になってしまいました」ということがままある。もちろん誰だってミスをするだろうし、それは仕方がないこと。しかしほとんどの施設は、それでも通常通りに1500円を徴収する。
料金に対する対価がプレー時間だとしたら、15人の時のプレー時間と20名の時のそれとではあまりに見返りが違いすぎている。しかしそこまで考えているフットサル場は、残念ながら非常に少ない。そしてこういった予約ミスを起こすフットサル場も少なくない。
■客層・質がわかる
個人参加には常連が発生することが多く、常連と仕切るスタッフの性質は近しいことがあるように思える。個人的にだが、ここの常連は…と閉口してしまうような個人参加は、スタッフの質が悪いことも多いように感じる。
■アメニティ
これは施設に関することだが、いつも綺麗に清掃され、シャンプーやボディーソープだけならず、タオルまで提供してくれる施設がある一方で、シャワールームはカビだらけ、掃除の痕跡も…という施設も存在する。そしてそういった格差のある施設が隣り合っているのも事実である。チームで施設を利用するかどうかの下見が個人参加で兼ねられているのだとしたら、隣の施設との格差はそのまま利用者の低下につながらないだろうか。
とにかくフットサル場は、なぜか殿様商売な場合が多く、そしてそれが如実に現れているのが個人参加の運営である。もしフットサル場の淘汰が始まるのだとしたら、それはこういった問題を放置し、個人参加を開催すればするほど悪評の立っていく施設ではないかと個人的に思っている。
これからフットサル場が淘汰され始める時が来た時、こういった無頓着なフットサル場は生き残れるのだろうか。
なお、本来はレベル分けというもっと大きな問題があるのだが、それに関しては改めて触れていきたい。


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