Jリーグでも取り入れて欲しいイエローカードの提示の仕方
2010年2月12日
昨年に引き続き、番組のロケでフランスに行ってきました。10日間の滞在中に、モンペリエ×マルセイユ、リヨン×パリ・サンジェルマン、グルノーブル×オセールとリーグ・アンのゲームを3試合見ましたが、そのすべての会場に共通していて、私が凄くいいなあと思ったことがあります。
【カードがどの選手に提示されたのか、ビジョンに映し出される】
それは、イエローカードが提示された時、いったいどの選手に提示されたのかが、必ずビジョンに映し出されていたことです。スタジアムによっては、名前だけの所もあれば、写真付きの所もありましたが、だいたい平均で提示されてから10秒前後でビジョンに表示。これによって注意力散漫な人を除けば、スタジアム内のほぼ全員がイエローカードの対象選手を把握することが可能ということになります。
実はこれ、昨年も思ったことで、やはりパリ・サンジェルマンのホーム、サンテティエンヌのホームでは、このシステムが導入されており、特にサンテティエンヌではカードを出す審判のアニメーションが流れた後で、選手の顔写真が映し出されるといった力の入れよう。ちょっと感動すら覚えるような、凝った演出でした。
Jリーグを見ていてよくあるのは、誰にイエローカードが提示されたのかがハッキリとわからないままゲームが進んでしまうということ。観戦眼不足と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、同じ感想を持っている人は少なくないんじゃないでしょうか。以前、日本でも一度どこかの会場でこのシステムを見た記憶があるのですが、継続して行われている会場はないように感じます。
【是非、日本でもこのシステムの導入を一考してもらいたい】
イエローカードを受けているかいないかでは、プレーに与える影響も大きく変わってきます。カードを受けているDFだったら大事な局面でも消極的なプレーを選択する可能性があるでしょうし、カードを受けていないFWだったらエリア内での接触にもシミュレーション気味に倒れる可能性もあるでしょう。つまり、イエローカードの有無というのは、観戦する側にとっても様々な視点の広がりをもたらしてくれるものだと私は思っています。
ビジョンがないスタジアムでも、場内アナウンスで十分対応できるでしょう。また主審も、誰にイエローカードを提示したかを瞬時に明確な形で示さなくてはならないので、このことで選手とのコミュニケーションもしっかり図れるようになるかもしれません。是非、日本でもこのシステムの導入を一考してもらいたいと、改めて今回感じました。
なお、今週のFoot!は、中山淳さんのフランス紀行第1弾・グルノーブル編です。グルノーブル・フット38のホームスタジアムであるスタッド・デ・ザルプの紹介、また、松井大輔、伊藤翔の両選手に加えて、祖母井秀隆ゼネラル・ディレクターにもお話を聞いてきましたので、お楽しみに!
WORLD SOCCER NEWS「Foot!」
初回放送は毎週金曜23:00-24:00。


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