NEWS

アレックス・ファーガソン、14歳の少年の家に通う

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Check

486255041X
マンチェスター・ユナイテッド クロニクルより

「14歳で、マンチェスター・ユナイテッドの監督から毎日、家に訪ねて来られてごらんよ。胸が騒いじゃうよね」

当時、すでにシティの名簿に載っていたライアン・ギグスをユナイテッドが獲得できたのは、毎晩のように彼の家に通い説得に当たったアレックス・ファーガソンの存在が決め手だった。

 スウィントンのウェールズ・ラグビーリーグのプレーヤー、ダニー・ウィルソンの息子、ライアンは、ファーガソン就任時、すでにシティーの名簿に載っていた。しかしながら、ファーガソンのスカウトたちに対する「あらゆる手段を尽くすべし」との激励が功を奏したのか、ウィルソンはクリフに招かれ、トライアルを受けることになる。

そのパフォーマンスに、コーチたちは思わず足を止めて見入ってしまった。とにかくすばらしかった。コーチたちの時計すら止めてしまいかねないほどに。「一目見た瞬間、息を呑んだ」ハリソンは回想する。「まったく、目にしているものが信じられなかった。とにかく速い、優雅で切れも抜群。一言、ものが違うというやつだった」

監督も、彼を一目見て、是が非でも自分の配下に入れなければと決意した。当時、少年の両親は不幸な離婚に追い込まれたばかりだった。母親のもとに身を寄せた少年は、まもなくその旧姓を名乗ることになる。ファーガソンは骨身を惜しまずリン・ギグスの説得に当たった。息子さんの関心はほぼオールド・トラッフォードに傾いているんですよ。我々の下でこそ、彼の才能は開花します、必ずや成功のチャンスを掴めるんです!

「ライアン・ギグスをマンチェスター・シティーから奪うことができたのは、偉大なる幸運の成せる業だった」ファーガソンはデイリー・テレグラフにそう述べている。「もしもわたしがユナイテッドにやってくることがなかったら、彼はきっとシティーのプレーヤーになっていた。それは疑うべくもない。ライアンとスクールボーイの年級のままで契約するのはかなり大変だったが、必死でそれに当たった。契約してくれるまで彼のもとに日参したほどに」。

ギグスにしてみれば、トライアル後の翌日から毎夜のように、スウィントンにある母親の小綺麗な住まいにやってくるファーガソンそのものが、決め手となった。

「14歳で、マンチェスター・ユナイテッドの監督から毎日、家に訪ねて来られてごらんよ。胸が騒いじゃうよね」ギグスはかつてそう打ち明けてくれたことがある。「もう有頂天。嫌なんて言えるわけがない。即、イエスと言っちゃった。でも、ママはちゃんとけじめをつけなきゃって。良くしてくれてきたシティーに、まず、確かめてからでないとだめだってね。で、ママはケン・バーンズ(シティーのチーフスカウト)に会いに行って訊ねた。ぼくとアプレンティス契約する気があるかどうか、とね。ケンはそれはないと言った。無理だって。そこで、次にファーギーがやってきたときに、ママはイエスと言ったんだ」

「マンチェスター・ユナイテッド クロニクル 世界で最も「劇的」なフットボールクラブの130年物語」15章 ろくでなしの季節より。

486255041X
マンチェスター・ユナイテッド クロニクル 2/23発売!!

全世界7500万人のファンを誇る至高のクラブのすべて!!!

規格外の“赤い悪魔”たちが織り成す
「痛快」で「詩的」で「劇的」な大河ドラマ

ときは1878年、産業革命の主戦場、人呼んで“Dirty Old Town”マンチェスター。当地の鉄道員たちによって、泥と粉塵とスモッグに覆われた界隈に「より良きモラル」をもたらすべく結成されたフットボールチーム、その名は『ニュートン・ヒース』。通称“異教徒たち”はその後『マンチェスター・ユナイテッド』と名を変え、数多の苦難の歳月を乗り越え、数多の伝説のスターたちを歴史に刻みつけてきた。この至高のクラブは今日、世界有数の華やかな成功の象徴たる「夢の劇場」を舞台に、地球レベルに広がる熱いファンの注目を集めて、未だ成長を続けている。本書は、その130年にわたる史実の一部始終―――純正“超劇的エピソード”を満載した壮大な大河ドラマの集大成である。

●「マンチェスター・ユナイテッド」の名称を進言し、父なる名将マット・バズビーをリクルートした功労者とは?
●初期のスーパースター、ビリー・メレディスの“粋な”トレードマークは?
●1909年にクラブ史上初めて制覇したFAカップのトロフィーをクラブオフィスから盗み出したのは誰?
●20世紀半ばの大スター、チャーリー・ミトゥンは何故に脱退したか?
●世に言う「ミュンヘンの悲劇」を引き起こす元凶となった“対立”とは?
●若きボビー・チャールトンが脱帽したクラブ史上最高のスターの素顔とは?
●不滅の一シーズン46得点を誇るデニス・ローの退団直前の給料額は?
●ジョージ・ベストが常識破りの大スターに躍り出るきっかけとなった“ソンブレロ事件”とは?
● そのベストよりも早く、史上初めてファンクラブができたプレーヤーとは?
●カナダのクラブからスカウトされ、わずか1試合出場のみでユナイテッドから放出された、後のイングランド代表プレーヤーは誰?
●70年代前半に活躍したゴードン・ヒルがラジオ番組で披露した特技とは?
●スティーヴ・コッペルと同じ学校に通っていた不世出のスターとは?
●70年代を率いたトミー・ドカティーを解任に追い込んだ“ロマンス”とは?
●80 年代にユナイテッド乗っ取りを図った伝説のメディア王の正体は?
●ファーガソンの代名詞“ヘアドライアー”を最初に公言したのは誰?
● “カンフーキック事件”判決後、カントナが記者会見で述べた名台詞とは?
●怒れるファーガソンの蹴り上げたブーツがベッカムの額を直撃したとき、それを目撃したバルテズが真っ先に行ったこととは?
●決別直前のロイ・キーンがカルロス・ケイロスに浴びせた痛烈な苦言とは?
●2008 年5月下旬のモスクワで飛ぶように売れた土産物とは?


このエントリーのはてなブックマーク (-)についたコメント

コメント

ベッカムとかもマンウに行ったの15歳?ぐらいって言ってたし
それで17歳でデビューとかだと、あんまあユース上がりって感じでもないね
赤い悪魔でしたか?
昔はきちんと年齢上がるのを待ってから契約してた
それまでは地元のクラブ行くのが普通
10歳そこそこで代理人ついたり家族ごと転居させたりする今のほうが異常
ベッカムも13歳でユナイテッドの唾はついてた
20代の頃のギグスは神!
城が日曜20時のテレビで金玉触られてどーのこーのってありましたね。
たしかにギグスのあの毛深さをみれば「物が違う」と思っちゃうよ。
宣伝すんなよ、糞訳者のために・・・
ギグスの頬ヒゲがステキー
ギグスの胸毛ぐるぐるゴールは伝説の中の伝説
すごい…

コメントする


サポティスタ

Copyright © supportista Corporation. All Right Reserved.

車査定 家庭教師 テレビ会議 薬剤師の求人情報 お取り寄せ 
バイト バイク買取 中古車の価格 ゲストハウス リフトアップ 銀座