身長170センチ程度の小兵FWが生きる戦術とは?
2010年3月18日
CLでシュツットガルトを4-0と一蹴したバルセロナのFWは170センチ以下の小兵ばかりだった。
バルセロナの4得点の内訳はメッシが2点、ペドロ、ボージャンが1点ずつ。3人とも身長は170センチほどだ。彼らは肉体的に特に屈強であるということもなく、小さな体なりの瞬間的なスピードや小回り、動きの質で大型なドイツのDFたちを置き去りにし、得点を挙げていっている。もちろんここにはバルセロナの華麗なパスワークと確かな個人技(とフィジカル)が根底に存在することは明らかだが、逆にいえば小さな体でも戦術や技術があれば十分に得点を奪うことができるということである。
(カッコ内追記しました)
そんなバルセロナが面白いのは、大型FWであるイブラヒモビッチがいるときとは明らかにボールの質などを変えていることだ。クロスに勝てる屈強なFWがいるときは高いクロスを使うが、一方で小柄なFWがそろっている時はそれにあわせた低いクロスや早い縦パスを多様している。これはFWを生かせるパスを中盤以下の選手が考え、それに適したプレーを行っているといえるだろう。
では日本がどうかと言えば、FWが明らかに高さで負けるとしても「戦術だから」なのかクロスを延々と入れ続け、跳ね返され続けるというシーンがJでも代表でも珍しくない。なぜ勝てないクロスを上げてボールをみすみす失ってしまうのか思い悩むことさえある。
一方で日本のクラブチームのユースでは、年代ごとの引き上げにおいて身長による足切りがなされている所もあると聞く。体が小さい選手はそもそもチャンスが与えられないということだ。「戦える選手」という言葉をその体の大きさに置き換えてしまうのは、なんとも乱暴な考え方なのではないだろうか。
日本がいますぐにバルセロナのようなサッカーを真似できる・・・とは思わないが、このような試合から得られるものは非常に大きい気がする。仮にもW杯で当たるのは国民の平均身長が世界1であるオランダ。小さな選手なりの戦術や戦い方を見せてほしいものだ。
(中山記男)
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メッシら小さなFWが活躍 バルセロナが8強入り (timewarp)


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