一つのクラブで戦い続ける選手たち
2010年8月 6日
いよいよ欧州各国リーグが相次いで開幕を迎え、移籍マーケットも色々な動きを見せている中、ここまでの大きなトピックはレアル・マドリーを長年支えてきたラウールとグティの退団でしょう。ラウールは16シーズン、グティは15シーズンに渡ってマドリー一筋で数々のタイトルをクラブにもたらしてきた訳ですが、特に昨シーズンは思うように出場機会を得られず、モウリーニョの監督就任と相まって、今回の移籍となりました。
近年のフットボールシーンは再び高額で大物選手が動く傾向もあり、なかなか1つのクラブでキャリアを全うする選手というのは少なくなってきていますが、今回はそんな風潮にもかかわらず、プロデビューしたクラブ一筋でプレーし続けている選手を、欧州の主要リーグ1部の中からピックアップしてみました。一応、勝手に基準として10シーズン以上の在籍を条件にしています。なお、名前の下のデータは、①所属クラブ②プロデビューシーズン③在籍シーズン数(2010/2011シーズンを含む)、です。
【イングランド】
MFポール・スコールズ 1974/11/16生まれ(35歳)
①マンチェスター・ユナイテッド②1994/1995③17シーズン
MFライアン・ギグス 1973/11/19生まれ(36歳)
①マンチェスター・ユナイテッド②1990/1991③21シーズン
DFギャリー・ネヴィル 1975/2/28生まれ(35歳)
①マンチェスター・ユナイテッド②1992/1993③19シーズン
DFウェズ・ブラウン 1979/10/13生まれ(30歳)
①マンチェスター・ユナイテッド②1996/1997③15シーズン
MFスティーヴン・ジェラード 1980/5/30生まれ(30歳)
①リヴァプール②1998/1999③13シーズン
DFジェイミー・キャラガー 1978/1/28生まれ(32歳)
①リヴァプール②1996/1997③15シーズン
DFレドリー・キング 1980/10/12生まれ(29歳)
①トテナム②1998/1999③13シーズン
DFトニー・ヒバート 1981/2/20生まれ(29歳)
①エヴァートン②2000/2001③11シーズン
DFダニー・コイド 1981/10/3生まれ(28歳)
①ブラックプール②1998/1999③13シーズン
【イタリア】
FWフランチェスコ・トッティ 1976/9/27生まれ(33歳)
①ローマ②1992/1993③19シーズン
MFダニエレ・デ・ロッシ 1983/7/24生まれ(27歳)
①ローマ②2001/2002③10シーズン
【スペイン】
DFカルレス・プジョール 1978/4/13生まれ(32歳)
①バルセロナ②1999/2000③12シーズン
MFチャビ 1980/1/25生まれ(30歳)
①バルセロナ②1998/1999③13シーズン
GKイケル・カシージャス 1981/5/20生まれ(30歳)
①レアル・マドリー②1998/1999③13シーズン
DFダビド・ガルシア 1981/1/16生まれ(29歳)
①エスパニョール②1999/2000③12シーズン
MFミケル・アランブル 1979/2/18生まれ(31歳)
①レアル・ソシエダ②1996/1997③15シーズン
【ドイツ】
DFスティーヴン・チェルンドロ 1979/2/19生まれ(31歳)
①ハノーファー②1998/1999③13シーズン
【フランス】
GKジェレミー・ジャノ 1977/10/11生まれ(32歳)
①サンテティエンヌ②1996/1997③15シーズン
MFアントニー・デロワン 1979/3/15生まれ(31歳)
①カーン②1997/1998③14シーズン
【オランダ】
GKマールテン・ステケレンブルフ 1982/9/22生まれ(27歳)
①アヤックス②2001/2002③10シーズン
DFアリー・スフト 1981/2/18生まれ(29歳)
①ユトレヒト②1998/1999③13シーズン
【ポルトガル】
GKジョゼ・モレイラ 1982/3/20生まれ(28歳)
①ベンフィカ②2001/2002③10シーズン
【ベルギー】
DFオリビエ・デシャフト 1981/2/16生まれ(29歳)
①アンデルレヒト②2001/2002③10シーズン
【トルコ】
FWセミフ・シェンテュルク 1983/4/29生まれ(27歳)
①フェネルバフチェ②2001/2002③10シーズン
【ウクライナ】
GKオレクサンドル・ショフコフスキー 1975/1/2生まれ(35歳)
①ディナモ・キエフ②1993/1994③18シーズン
DFアンドリー・ネスマチニー 1979/2/28生まれ(31歳)
①ディナモ・キエフ②1997/1998③14シーズン
イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ、フランスは2010/2011シーズンに1部所属となる全クラブを調べて、記載しました。こう見るとイングランドの多さ、特にユナイテッドの4人が目を引きますね。しかも、ギャリー・ネヴィル、ギグス、スコールズはアカデミーでも一緒にプレーしていた選手ですから、この3人が今でもユナイテッドで現役を続けているのは、本当に凄いことだと思います。
あと、特筆すべきはハノーファーのチェルンドロ。彼はワールドカップにも出場していたのでご存知だとは思いますが、アメリカ人。それにも関わらず、ドイツのクラブでプロキャリアをスタートさせ、今ではキャプテンとしてクラブの象徴的な存在になっています。彼に対するハノーファーサポーターの想いっていうのも是非聞いてみたいですね。
あと、スペインではラウール、グティと時を同じくしてエスパニョールに在籍していたタムード、アスレチック・ビルバオに在籍していたジェステ、ラシンに在籍していたモラトンと、プロデビューしたクラブでずっとプレーしていた選手が、このオフに移籍を余儀なくされています。バルサTVでもお馴染みの平畠啓史さんは以前、一番好きなプレイヤーにジェステを挙げていましたが、そんな彼も今シーズンからはUAEのアル・ワスルでプレーすることになりました。時代の流れを感じます。
なお、8月20日から始まる2010/2011シーズンのFoot!では、どこかでここに挙げた選手の中から少なくとも1人のインタビューはお届けしようと目論んでいますので、再来週から帰ってくるFoot!にも是非ご期待下さい!


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