ザッケローニ監督の目標「アジア杯3位以内」は誤訳
2010年9月 6日
ザッケローニ監督が就任会見で掲げた「アジア杯3位以内」という目標は誤訳だった。
就任会見での「アジアカップで何を目指すか?」という質問に対するザッケローニ監督の返答を通訳は「トップ3を狙わないといけない」と訳したが、監督は「日本は絶対的な主役を演じなければならない」と語っており、具体的な順位を目標に挙げてはいなかった。
ザッケローニ監督の会見内容と翻訳との相違については、以下のようにまとめられている。
--目標は?
同時通訳
「あの非常にあのーナンテ言うんですか?あのーいい思い出、あのー
ま、いつか多分この、あの今日言うのはちょっと変かも知れないけど、
このアドベンチャーがいつか終わる時には、その時にはあの
ザッケローニのサッカー、ザッケローニのあのーージャパン、
ザッケローニのサムライが、非常にいいプレーを見せて、
そのまずあのーいい思い出?あのー、を残していきたいので、
その為にはこれからしっかりやっていきます。」ザッケローニの本当の発言(エルゴラ記事)
「私は結果を先に約束する人間ではない。約束できるのはベストを尽くす事。
誇りを持って私と私のスタッフを持てる力全てをこの仕事に捧げたい。
日本に出来る限り長く留まりたいと考えている。
それは、それにふさわしい結果を残すことを意味している。」
「そしていつか日本を去る時に、ポジティブな成果、次に伝えられる何かを残していける事を
願っている。」--日本の印象に残った選手やシーンは?
同時通訳
「印象に残ったのは、チームがものすごく固まりました。あのーほんとにチームのように
プレーと練習ができたように感じました。
コンパクトに、みんなをほんとに100%のチームになったのは印象に残った。それがまずいい、素晴らしいことです。」ザッケローニの本当の発言(エルゴラ記事)
「ワールドカップで強い印象を受けたのは、日本の選手達が献身的に
助け合ってプレーしていたことだ。」--日本の課題は?
同時通訳
「まず、これからほんとにえー、分かっていかないといけない事が一杯あります。
あのー日本とアジアのサッカーについて。
さっき言ったように選手達とコミニケーションが非常に、大事!
当然あのー、技術について仕事するのは当たり前でー。
フィジカルの心配はほぼ心配してないし、あのいわゆる、あのーメンタリティとあのーコミニケーション、
サッカーのエクセレンチェ(※意味不明)が非常に大事だと思う。」ザッケローニの本当の発言(エルゴラ記事)
「フィジカル面についてはクラブが十分にケアしているはずだから、私が代表に招集する
短い期間は、技術・戦術に焦点を合わせたトレーニングに費やすことになるだろう。
そしてそれ以上に選手達と話をしたい。」--先発メンバーは誰を使いたい?
同時通訳
「ほんとにあのー、私あのー着いたばっかりで、このあのー
今週と来週はあのー、原さんが責任取りますので、あのー。
(※マスコミ笑い声。…意味が分からないどよめきにザッケローニ戸惑う)
彼が見ても全然オーケーで、これからしっかり見ますので。あのー次を
もう少し細かく伝えます。」ザッケローニの本当の発言(エルゴラ記事)
「私はまだ到着したばかりだ。今回はメンバーを招集した原さんが先発を決めるのが正しい。
もちろん私は最大の注意を払って練習と試合を追うつもりだし、
そこから得られたものを元にして、どのようなチームを作るかを考えていくことになる。」--アジアカップでは何を目指す?
同時通訳
「アジアカップはまずあのー、突破、トップ3に狙わないといけない。(※完全な間違い発言)
日本はやっぱりあのアジアだけでなく世界で、非常にあのー、力を見せた国ので、
あのアジアカップでも力を見せないとと思う。」ザッケローニの本当の発言(エルゴラ記事)
「今や日本はアジアだけでなく、世界において重要な存在になった。
時間はあまりないが、絶対的な主役を演じなければならない。」
(※トップ3に入る、とは言ってない)
なお、日本代表は前回アジア杯で4位と敗れ、3位以内のシード権を獲得できなかったため、今回のアジア杯を予選から戦うことになり、W杯に向けた強化日程に大きな制限が加わることとなった。
アジア杯3位以内という目標は、その結果を踏まえてのものであり、目標として意味のないものではない。
LINK
ザッケローニ「(アジア杯で)日本は絶対的な主役を演じなければならない」→通訳「3位以内」(ニュー速クオリティ)


このエントリーのはてなブックマーク (-)についたコメント



