プロフェッショナルであること
「病とフットボール -エコノミークラス症候群との闘い-」 高原直泰(著) (amazon)
「プロ」であり「FW」である彼の「考え方」が平易な言葉で語られた良書。
サッカーファンだけではなく、プロを目指す中高生にもお勧めの一冊。 ↓
「よく知り合いから『ストイックだね』と言われます。でも、いきなりこういう性格というか、考え方が身に付いたわけではありません。いろんな人からの影響を受けて、試行錯誤しながら作り上げていきました」
高原が、FWとして選手としてこだわっているのは「常にプロフェッショナルであること」
彼が「プロフェッショナル」ということを強烈に意識するようになったのは磐田に入団したときだという。
「そのときには、俊哉さんとか名波さんとか、いい先輩がたくさんいたのですが、自分から『どうやったらいいですか?』と訊くことは一度もありませんでした。だって、見ていれば分かりますよね。それでなんにも感じないようであれば、プロは諦めたほうがいい。ちょっとしたことに気が付くだけで、自分にとっていい刺激になって、勉強になる。人を観察する力というのはプロにとって、とても大切なのです」
「ライターになる方法を教えて」と訊くような子はなれないでしょう(枡野浩一)
誰かに答えを聞くのではなく、対象をよく観察し、自分の頭で考え吸収していく。
プロとしてやっていくために、とても大切な要素の一つだ。
「『なんで自分だけが病気になるんだ』と思ったことはありません。そんなことを言ったところで何も始まらない。現実を受け入れて、いかにして向き合っていくか。それが大事ではないでしょうか」
エコノミークラス症候群は、命に関わる病気であり、一生再発の可能性がつきまとう。
高原自身「もう一度発症したら、サッカーを辞める」とさえ語る。
だが彼は「病気」という「経験」や「制約」を決してマイナスのものとは捉えていない。
むしろ、彼が考えるのは、その「経験」や「制約」を如何に自分の糧とするか、だ。
具体的にどう糧にしていくのか、それは実際に本書を読んでほしいが、
これは「プロ」であり「FW」である彼の「考え方」が平易な言葉で語られた良書であり、
サッカーファンだけではなく、本気でプロを目指す中高生にもお勧めの一冊だ。

「病とフットボール -エコノミークラス症候群との闘い-」
サッカー日本代表 高原直泰(角川SSC新書)
2010年W杯の鍵を握る日本代表のエース、初の著書!
















